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ピアノとアレクサンダー・テクニーク⑩

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「拮抗する力」 何気なく座っている自分の様子を、少し観察してみましょう。 もしかすると無意 

ピアノとアレクサンダー・テクニーク ⑨

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「強い背中?」 教師養成コースでは1600時間以上のトレーニングが必要とされていますが、そ 

ピアノとアレクサンダー・テクニーク ⑧

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「上へ向かう」

前回は抑制についてお話しました。

無意識にいつもの習慣で動いてしまう前に、ストップ。自分の行動に”NO”を言います。

まず待つ時間をとって、いつもの次のことを考えましょう。

「首が自由で、頭が前へ上へ、背中は長い、広い」

首が後ろに引っ張られずに自由でいられて、頭は脊椎の上でバランスよく軽く乗っている。

すると背中は長く広い状態になり、全体のつながりが生まれます。

重力で重さが下に向かいますが、自分は「上」の方向を考え続けます。「上へ向かう」ということは、脊椎を伸ばして引っ張るのではありません。縮められていた筋肉が自然に解放され、いらない緊張がなくなり、自由に動けるようになります。

常に動きは拮抗していて、反対の方向性を考えることで、一方だけを力で押し込まずに動くことができるのです。

打鍵するときも、上を考え、拮抗する力を活かせば、固めずに自然に”発音”されるはずです。

押し込むと、筋肉を縮めてしまいます。

fの時も自分の重さを押し込まずに、球体のように音が広がることを考えると、

のびやかに拡がります。

さあ、「がんばる」ことをやめて、解放してみましょう。

ピアノとアレクサンダー・テクニーク ⑦

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「抑制 Inhibition」について アレクサンダー・テクニークで使われる「抑制」Inh 

ピアノとアレクサンダー・テクニーク ⑥

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「習慣」

“自分の身体の習慣”に目を向けてみましょう。

赤ちゃんの時には自然に無理なく動いていたところが、その後身体や心の緊張などのいろいろな都合で変化し、いわゆる「くせ」が染みついているかもしれません。

例えば右肩にバックを掛けて、肩が上がった状態でいることに気が付かず、バックがない時も上がっていたり、知らず知らずのうちに、必要のない筋肉を使って力が入ってしまい、それが後年、痛みや病気につながることもあります。

いつもの慣れたやり方は楽に感じ、無意識に元の使い方に戻ってしまいがちですが、立ち止まって考えて見ましょう。いつも首・頭・背中の良いコーディネーションを考えること。

演奏でも、弾けないところを繰り返すだけでは、弾きにくくしている悪い習慣を練習していることになりかねません。

回数を重ねたり、時間を費やすことで満足していませんか?

何が邪魔をしているか、まず観察をして、身体の良いコーディネーションを考える。

するとどこかに「つまり」や「よどみ」が見えてきます。それを取り除く使い方を考える、それから音にしてみましょう。

ピアノとアレクサンダー・テクニーク⑤

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「感覚とは?」 テクニークの創始者F.M.アレクサンダーは、俳優でした。自身のシェイクスピ 

ピアノとアレクサンダー・テクニーク④

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「立ち止まる」 日常はさまざまたくさんのことに溢れていて、忙しく過ぎていきます。 気がつく 

ピアノとアレクサンダー・テクニーク③

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「頭と首と背中の良い関係  (2) 背中」

 前回、首と頭の関係についてお話しました。

首は、当たり前のようですが、表面に見えている首が、そこだけ別の部分として存在しているわけではありません。

脊椎(せきつい)は、椎骨(ついこつ)が積み木のように重なり、首はその上部に、そして下部は尾骨で成り立っています。

背中はどこまでかな?と考えると、腰のところで分けてしまいがちですが、お尻まで長いまま繋がっているのです。

椅子に座っている時、骨盤の一番下に、2箇所座面に当たる部分(座骨)があります。この座骨に上半身の重さを預けると考えてみましょう。

尾骨はその座骨の間に位置します。

座る時に座面に尾骨が当たることはありませんが、頭からの長いつながりを考えるヒントになるでしょう。

首が自由で、頭が背骨の上に気持ちよくのっていると、背中が筋肉で頑張らずに解放されて、長く広い状態になります。力が入っていると、背中全体が縮んで短くなりますが、押し付けられた状態から背中が解放されると、腕も自由になります。

弾きにくい箇所、または遠く離れたところへの移動で、必死にその場所を掴もうとせずに、遠くから眺めるように、腕が広い背中から離れていくと考えてみましょう。

ピアノとアレクサンダー・テクニーク②

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「頭と首と背中の良い関係 (1) 首と頭」 前回、全体のつながりについてお話しました。 ”