福士 恭子 & ペーテル ルンクヴィスト デュオ・リサイタル 2025 6/13,14,15
Kyoko Fukushi & Peter Lönnqvist PIANO DUO …
福士恭子 ピアノ&アレクサンダー・テクニーク
クリスマスの夢の世界へ 心温まるひととき 歌とピアノのサロンコンサート
前川朋子 ソプラノ 高橋絵里子 ピアノ 福士恭子 ピアノ
2024年12月21日(土)14:00開演 13:30開場
《会場》 横浜市イギリス館
《チケット》 自由席 S 4,000円 A 3,500円 B 2,500円
お申込み teket https://teket.jp/354/39002
《主催・お問合せ》
アート&プリマ Tel. 050-5534-7254 E-mail: info@art-prima.com
《プログラム》
シベリウス:もみの木
シベリウス:我に華やぎを与え給うな
シューベルト:即興曲第1番 Op.90-1
メリカント:祈り
シューベルト:夜と夢
ヘンデル:「メサイア」より”シオンの娘よ大いに喜べ”
ショパン:ノクターン Op.9-2
グノー:アヴェ・マリア
チャイコフスキー:くるみ割り人形より「花のワルツ」(連弾)
他
「上へ向かう」
前回は抑制についてお話しました。
無意識にいつもの習慣で動いてしまう前に、ストップ。自分の行動に”NO”を言います。
まず待つ時間をとって、いつも次のことを考えましょう。
「首が自由で、頭が前へ上へ、背中は長い、広い」
首が後ろに引っ張られずに自由でいられて、頭は脊椎の上でバランスよく軽く乗っている。
すると背中は長く広い状態になり、全体のつながりが生まれます。
重力で重さが下に向かいますが、自分は「上」の方向を考え続けます。「上へ向かう」ということは、脊椎を伸ばして引っ張るのではありません。縮められていた筋肉が自然に解放され、いらない緊張がなくなり、自由に動けるようになります。
常に動きは拮抗していて、反対の方向性を考えることで、一方だけを力で押し込まずに動くことができるのです。
打鍵するときも、上を考え、拮抗する力を活かせば、固めずに自然に”発音”されるはずです。
押し込むと、筋肉を縮めてしまいます。
fの時も自分の重さを押し込まずに、球体のように音が広がることを考えると、
のびやかに拡がります。
さあ、「がんばる」ことをやめて、解放してみましょう。
「習慣」
“自分の身体の習慣”に目を向けてみましょう。
赤ちゃんの時には自然に無理なく動いていたところが、その後身体や心の緊張などのいろいろな都合で変化し、いわゆる「くせ」が染みついているかもしれません。
例えば右肩にバックを掛けて、肩が上がった状態でいることに気が付かず、バックがない時も上がっていたり、知らず知らずのうちに、必要のない筋肉を使って力が入ってしまい、それが後年、痛みや病気につながることもあります。
いつもの慣れたやり方は楽に感じ、無意識に元の使い方に戻ってしまいがちですが、立ち止まって考えて見ましょう。いつも首・頭・背中の良いコーディネーションを考えること。
演奏でも、弾けないところを繰り返すだけでは、弾きにくくしている悪い習慣を練習していることになりかねません。
回数を重ねたり、時間を費やすことで満足していませんか?
何が邪魔をしているか、まず観察をして、身体の良いコーディネーションを考える。
するとどこかに「つまり」や「よどみ」が見えてきます。それを取り除く使い方を考える、それから音にしてみましょう。