ピアノとアレクサンダー・テクニーク⑤
「感覚とは?」 テクニークの創始者F.M.アレクサンダーは、俳優でした。自身のシェイクスピ …
福士恭子 ピアノ&アレクサンダー・テクニーク
「頭と首と背中の良い関係 (2) 背中」
前回、首と頭の関係についてお話しました。
首は、当たり前のようですが、表面に見えている首が、そこだけ別の部分として存在しているわけではありません。
脊椎(せきつい)は、椎骨(ついこつ)が積み木のように重なり、首はその上部に、そして下部は尾骨で成り立っています。
背中はどこまでかな?と考えると、腰のところで分けてしまいがちですが、お尻まで長いまま繋がっているのです。
椅子に座っている時、骨盤の一番下に、2箇所座面に当たる部分(座骨)があります。この座骨に上半身の重さを預けると考えてみましょう。
尾骨はその座骨の間に位置します。
座る時に座面に尾骨が当たることはありませんが、頭からの長いつながりを考えるヒントになるでしょう。
首が自由で、頭が背骨の上に気持ちよくのっていると、背中が筋肉で頑張らずに解放されて、長く広い状態になります。力が入っていると、背中全体が縮んで短くなりますが、押し付けられた状態から背中が解放されると、腕も自由になります。
弾きにくい箇所、または遠く離れたところへの移動で、必死にその場所を掴もうとせずに、遠くから眺めるように、腕が広い背中から離れていくと考えてみましょう。
ピアノ演奏と指導に活かすアレクサンダー・テクニーク
緊張を取り除き、内なる可能性を引き出す
場所:横浜音楽院(横浜アオバ楽器)Aルーム
住所:横浜市西区北幸1-2-13 横浜西共同ビル7階
お問合せ:横浜アオバ楽器 Tel. 045-312-3146(受付 月~土 11:00~19:00)
第1弾として、アレクサンダー・テクニークの導入を図ります。
自分への気づきも含め、どのようにピアノ演奏、指導に活かしていくか、ワークショップ形式で参加者の方々とともに、具体的に探っていきます。
第1回 2024年10月18日(金)13:00~15:00
導入「アレクサンダー・テクニークとは?」
アレクサンダー・テクニークとは何だろう?
導入では、自分の身体の使い方に目を向け、実際にワークを行います。
第2回 2025年1月26日(日)13:00~15:00
「アレクサンダー・テクニーク+演奏」
自分自身の普段の身体や思考の習慣とともに、ピアノを弾いている自分の習慣に気づき、開発していきます。
第3回 2025年3月22日(土)13:00~15:00
「アレクサンダー・テクニーク+指導」
具体例なども取り入れながら、レッスンを受ける側、指導者側、両方から見た気づきを深めていきます。
2024. 4. 16 19.00 Felix-Krohn hall, Lahti, Finland
Valentin Silvestrov: Prayer for the Ukraine (2014), sov. P.Lönnqvist
Minako Tokuyama: Mémento-Mori (1995)
1. Satz : Abschied von selbst
2. Satz: Abschied von andere
4. Satz: Toten feiern – um die Seele weiter leben zu können
Franz Schubert : Fantasia f-molli, opus 103 (1828)
-väliaika-
Peter Lönnqvist : Introduction (2004)
Einar Englund : Prelude I (Notturno) (1966)
Olli Mustonen: Vanha kirkko Petäjävedellä (2007/2019)
I Kirkonrakentajat
II Pyhän kosketus
III Demonit
IV Pyhä Kristoforos
V Apotheosis